常人の倍香辛料振る方です

もうすぐ四十路の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギのマメちゃんは月で別居中。

流転の海 第9部 「野の春」(宮本輝)ついに完結したよ!の感想

流転の海シリーズついに完結「野の春」

あの流転の海シリーズ、ついに完結です。37年かかったのだそう。私とほぼ同い年だね。10月31日に発売されていたそうですが、知らずに後れをとる事2日、昨日慌てて買いに走って夢中で読みました!読み終わって放心状態です。

 

発売されている事に気付いたのが夜中だったので、次の日近所の本屋さんの開店時間の9時に駆け込んで買いました。二分ぐらいシャッターが空くのが遅くてとても不安になりました。しかも平台にならべてなかったのでちょっとどういう事―!( `ー´)ノってなりました。それにしても装丁が美しくて売るのがもったいないです。

皆様の素晴らしい読書体験を奪いたくないのでネタバレせず感想を書きたいところですが、難しいので感想自体を控えようか…あ、でもひとつだけほんの少しネタバレしてもいいですか?

このお話、自伝的小説で好きな作家なのでご両親がどんな最期を迎えたかは知っていました。だからラストが近づくのが私は辛かったです。もしかしたらそれがイヤで最終巻を読むのをためらっている方がいるとしたら、それは杞憂だから読んでいいよ!って言いたいです。大変感動的なテル様っぽい終わりです。安心して読んで下さい。熊吾がまいた種が色々な所で花開いていきます。

 

流転の海って?

1982年に連載が始まった宮本輝さんの小説です。お父さんをモデルに描かれている小説で1990年には森繁久彌さん主演で映画化もされています。超豪華キャスト。

戦前から始まって、熊吾が生涯を閉じるまでのお話です。今回の9作目、野の花でついに完結。このクマゴがさー、めっちゃカッコイイんですよね。DV夫だし浮気(って言うとなんか違う気がする)し放題だし、絶対にこの人と結婚したくはないけど。でも読んだら絶対惹かれること間違いなしです。

昭和のお勉強になると思います。確かに壮絶な人生だけど、この時代にはそこまでめずらしい人生ではなかったんじゃないかと思います。のんびり生きているのが申し訳なくなるよ!とにかく濃いお話です。そういえば来年の大河は現代劇だし、これからはちょくちょく現代劇も挟むことになる?ならコレ、大河にピッタリの話だと思うんだけどなー。どうでしょう? 

私と流転の海

私が読み始めたのは結構最近。10年ほど前じゃないかと思うけど、年末年始用に図書館で借りました。借りられる冊数に限りがあるのでとりあえず2巻まで借りました。続きはまたでいいやーとタカをくくっていたのですが、面白すぎて続きを!!って思ったけどもう図書館は休みに入っていたので3巻を近所の本屋さんで買いました。

そこまでで我慢しようと思っていましたが、やっぱり我慢できなくてで本屋さんに走りましたがなんと4巻が品切れ!そこで飲み会かなにかで名駅に行っていた夫(この頃はまだ結婚してなかったなー)に頼んで4巻と5巻をジュンク堂で買ってきてもらいました。本当に面白いんですよ。ドキドキハラハラ、腹を立てたり泣いたり忙しかったです。

それ以降は発売されるたびに買って売ってしていました。当時はメルカリではなくヤフオクでした。図書館の順番が待ちきれなくて。この巻のあとがきに著者自身も完結させらるかどうか自信がなくものすごいプレッシャーだったと書かれていました。ホント、私も心配だったもん!良かったです。最後まで読めて。最後まで書いて下さってありがとうございます。心から感謝申し上げます<(_ _)>

宮本輝って?

大御所作家ですし映画化されている作品の多いので説明の必要ないかとも思いますが一応ね!それにしてももう71歳…お父様が亡くなった歳と変わらないのですね。長生きしてもっとたくさんの作品を残してほしいです。

ファンとからはテル様と呼ばれているらしいので、ここは乗っかろうかな。私はファンと言う程ではないけど、本はエッセイ以外全部読んでいると思います。

私のおススメは「錦秋」って挙げていくと半数以上になってしまいそうなので、イチ押しの錦秋だけにしておきます。短いしとても読みやすいです。私がこの本は処分しないで持っています。

でもやっぱりもう少し…やっぱり川三部作は外せないでしょ、それから幻の光も好きなんですよね。是枝監督で映画化されてます、見てないんだけど…。そして骸骨ビルの庭も好きです。「わたしたちがすきだったこと」も。そんなに好きじゃない作品も沢山あるけど(;^_^Aでも好きな作品も沢山あります。いっぱい書いてるから仕方ないよね~。

とにかく、流転の海は本当に素晴らしく面白いので未読の方はどうかお願いですから、読んで下さい<(_ _)>よねこのお願い。

 

本の話はこちら

www.spicy-mameko.com

あ、ここでも錦秋を勧めている!

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