常人の倍香辛料振る方です

四十代の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギと3人暮らしの日々をつづります。

そこそこ最近の海外小説のおススメ5つ!とっても好みが偏ってるけど(>_<)

私、実はたいへん外国かぶれです。
ほとんど海外に行ったことが無いんですけどね(>_<)
行きたいよ~!どこでもいいから!

ドラマは海外ドラマと大河ドラマしかほとんど見ないし、
映画も断然、洋画派!(イラン映画なんかも好きです)
小説は日本人のも読むけど海外小説も大好きです。

いつも図書館で本を予約する時そこそこ話題作でも
海外の小説は予約がほとんど入っていないので不思議です。
名古屋だけ…?

友達に聞いてみると、海外の小説が嫌いなわけではないけど
何を読んだらいいのかイマイチわからないとか、
登場人物の名前が覚えられないとか。(これは夫も言っていた)

前置きが長いですね…そこで割と最近の…ここ数年の
私のおすすめ海外小説を紹介します!
登場人物の名前は頑張って覚えてね!
記憶力がないので最近読んだものばかりですが(>_<)

オリーヴ・キタリッジの生活 エリザベス・ストラウト

 

ピュリッツアー賞を受賞している作品です。
訳が小川高義さん!小川さんの訳はやっぱりステキです。
アメリカの小さな町で教員をつとめたオリーヴの半生が
色んな人の視点から描かれています。

とっても身勝手で自己中だけど、どこか繊細で、
私はオリーヴ・キタリッジにとても魅力を感じます。

オリーヴの強さが人を苦しめもしたけど、
救いもした事が描かれています。

切ない物語ですが頑張って生きて行こうと
思わせてくれる本です。
小川さんが訳しているので手に取った小説でした。
本当に読んでよかった一冊です。

同じ著者のバージェス家の出来事もおススメです!

そして山々はこだました カーレド・ホッセイニ

 

映画化もされた「君のためなら千回でも」の人です。
これもジワジワ来る小説です。
前の2作に比べるとちょっと地味なのですが、
私は断然これを推します。

アフガニスタンの4世代の家族の物語。
日本での安穏とした生活と一緒にしてくれるな!
と言われそうですが、人の悩みって不変で人種とか
時代背景が違っても同じだな…なんて思ってしまいました。

もちろん日常的に命を脅かされる様な恐怖を
味わった事なんてありませんから同じなんて
もちろん思ってないですけど、
それでも生きて行くって大変ですよね。

これを読んで本当に涙が止まりませんでした。 

パールストリートのクレイジー女たち

 

世界恐慌、戦争、父親の失踪、貧困…見ているだけで
暗くなる様な単語が並びますが、実際に暗い話です。
トレヴェニアンの自伝的な小説なんだろうと思います。

江國香織さんが訳しています。
じつは江國さんの事、全然好きじゃなかったんです。
でもこれ読んでイメージが変わりました。
未翻訳だったこの本に惚れ込んで
どうしても訳したかったのだそうです。
今まで食わず嫌いしててすみません…。
今度何か読んでみます。

主人公のエキセントリックな母親の口癖は
「いつか私たちの船がくる」というもので、
そのうち家族にチャンスが、救いの手が来る、
という意味です。

結論から言うと家族全員に船は来ます。
さて、それぞれの家族のもとに現れた船は
どんな船だったのか…読んでのお楽しみです。
もう、思い出しただけで鼻がツンとなります!

 これも読まないでは死ねない一冊だと思う~!

天国でまた会おう ピエール・ルメートル

 

「その女アレックス」でいろんな賞を総なめにした
ピエール・ルメートルの作品です。
カミーユ警部シリーズは面白いけどちょっと陰鬱すぎて苦手。
この話も暗いっちゃー暗いけどまた一味違います。

第一次世界大戦からはじまるお話です。
これはもう、ハラハラドキドキの連続!
でもそれだけじゃないもう、とにかく面白い!!
やっぱりとても切ない話なんですけどね。
でもスカッとする話でもあります。

どんどん読み進めちゃうので、一気読み確実です。
寝不足にご注意。寝る前に読み始めた負けです。

すごく不謹慎なんだけど、私にはこれ、
竹宮惠子さんの世界にしか見えないです。
(わかる人だけわかって)

 エンターテイメント性と文学性と併せ持った
素晴らしい作品だと思います。

幸せなひとりぼっち フレドリック・バックマン

  映画化も!

まーこの人も頑固だし、自分勝手だし、ホントやなジジイ!
ってだれもが思うでしょう。

お約束で頑固じいさんなりのルールに則って
信念に基づいて生きているわけなんです。

徐々に周りの人間も理解してきて、
まあ主人公も周りの人に心を開いていき…という
ベタなお話ではあるのですが、 すごくいいのです!

ブロガーからライターになり、この本を執筆したとか。
だからなのか、とっても読みやすい作品です。
普段読書をなさらない方も一気読み確実だと思います。

すでに映画化もされていて有名ですが、
ハリウッドでのリメイクも決定しているそうです。
トム・ハンクスが主演だそうですが、
ちょっとカッコよすぎないかと思います(笑)

オリジナル版もなかなかよかったと思いますが
やっぱり小説にはかなわないとおもいますのでぜひ原作を!
とは言えハリウッド版も楽しみです( ˊᵕˋ )

 

その他、私が紹介しなくても誰もが知っているであろうおススメ

ここはもうド定番のおすすめ海外小説。
よって上のものより少し古めです。

 ミレニアム スティーグ・ラーソン

 

もう、言わずと知れた北欧ミステリーの金字塔!
本が好きでしらない人は居ないと思います。

21世紀最高傑作とか21世紀はじまった頃に言っちゃって
大丈夫?って思いましたが、大袈裟じゃない!

実は私、たいへん乗り遅れてこの本を読みました。
なので世界中が熱狂しているときに読んでなかった事を
とても残念に思いました。

でも本当に面白いです。このボリュームの本を
数日間寝ないで読み方続けてしまいました。
だって面白!すぎて寝るのムリだったの!

この作者については過去にもブログに書いていますが
実は3作書き上げて亡くなっているのです。
色々思う所がありすぎるのでまた改めて書きたいと思います。

映画は断然ハリウッド版をお勧めします。
スウェーデンのオリジナル版は…うーん…
何と言ったらいいのやら…。

続編がハリウッドでまた作られるそうですが、
2巻3巻すっ飛ばして別の人が書いた4巻の話だそうで…
はぁ?ってなりますよね…ならない?
悔しいけどたぶんみちゃんだろうな…。
でもルーニー・マーラダニエル・クレイグ
続投しないそうで…あの二人最強だったのに…!

オマケのはずが長い…!
本の紹介っていくらでも出てくるから困る~。
終わらない~!のでこの辺にしておきます。
また気が向いたら続きを書きます。
需要なさそうだけど…。