ピエール・ルメートル「監禁面接」
図書館で予約して、ずっと待っていた
本の順番がやってきました!
ピエール・ルメートルの「監禁面接」!
なんていうか、彼の本はすごく面白いのに
邦題にセンスが全く感じられないのは
何故でしょうか。
ヒットメーカーなのに…わざとなの?
しかし今回も面白かったです。
あらすじ&感想
50代で失業した男性が主人公。
失業して4年、徐々に再就職の夢を
あきらめていきますがそこへきて、
ある一流企業の最終選考まで残ります。
しかしその面接が風変わりで、
その企業の重役を監禁して重役たちの
危機管理能力や会社への忠誠心をはかり、
同時に採用候補者の力をはかるという
あり得ない話です。
「再就職サスペンス」って書いてあったけど
なにそのジャンル(?_?)
まずそれが面白いわ。
こういう設定頼みの話ってあまり好きじゃない…
って思いながら読んだんですけど、
先入観を持った自分を恥じるよ。
おもしろかった!!
ルメートルさんお得意の大どんでん返し!
そしてお決まりの切ないラスト…。
端役だと思っていた人が最後で
大活躍って言うのももはやお決まりだね!
ネタバレしたい…でも我慢するよ!
痛快だけど最後は切ないお話でした。
ひどいよ、ピエール。
ああ、おもしろかった。
面白すぎる本を読むとしばらく
次の本を読む気がしませんよね。
流転の海を買った日に、この本の順番(図書館の)が
回って来たのですぐに読まざるを得ませんでした。
ちょっともったいなかったな!
少し日を置いて読みたかったです。
ルメートル作品の話
このブログにも何度か書いていますが
ピエール・ルメートルは超ヒットメーカーです。
「その女アレックス」で色んな賞の
海外小説部門を総なめにしました。
私はこのシリーズはちょっと陰鬱すぎて
大好き!って声を大にして言えません。
が、面白いのは確かです。
私のイチ押しは「天国でまた会おう」。
日本でも来年映画が公開されるそうです!
これは映像化されたらすごく素敵だと思う!
前にも書いたけど、竹宮惠子の世界だから!
楽しみです。
続編もフランスではすでに出版されているそう。
日本での発売は未定らしいです。
早くはやく~!読みたいよ~!
続編の予想の話 ↓
邦題の話 ↓
邦題が素晴らしすぎる映画の話