常人の倍香辛料振る方です

四十代の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギと3人暮らしの日々をつづります。

アーシアン(高河ゆん)をメルカリで買った

高河ゆんアーシアン

メルカリで買いました。

あ、漫画ね。レンタルコミックにも

漫喫にもなかったので仕方なく

メルカリで買いました。

 

90年代にオタク少女だった人は

きっとほとんど懐かしい!!って

叫んでくれると思う。

 

80年代後半からウィングスだったか

サウスだったかに連載されていた

漫画で不定期連載だったか休載が

多かったかで定期的に新刊が出なかった

ため大人になってからは追い切れず

最後を読まないままになっていました。

というか完結していたのも

全く知りませんでした。

 

あの頃のウィングス、懐かしいよね。

高河ゆんCLAMPが二大看板作家

だったんじゃないかな。

(テキトーな記憶です)

 

久々に友達から連絡が来たと思ったら

アーシアンが完結してる…!って(>_<)

いや、わかるよ、皆大好きだったもんね。

皆ってオタク少女限定ね。年単位の

久しぶりの連絡もしたくなるよね(;^_^A

 

2002年に完結してるそうなので

すでにそこから20年か…。恐ろしい。

 

友達の感想はストーリーがどうのって

いうのよりも、子供だった頃に初めて

読んだ時の気持ちがすごく鮮明に

蘇ってきて感慨深かったという物でした。

 

そして昨日届いて読み始めました。

まだちょうど半分くらいかな。

 

友達の感想がすごくよくわかる…!

正直ストーリーはほとんど

覚えてなかったんだよね。

 

唯一覚えているのはこの漫画、

子供の頃は友達のお姉ちゃんに借りて

読んでいて、学校の持ち物検査で

引っかかって没収されてなかなか

返してもらえなくて焦った事…。

それしか…ゆん先生ごめんなさい。

 

改めて読んでみて、昔の漫画なのに

古さをあまり感じなくて

もちろん面白かったです。

記憶媒体がフロッピーなのは

仕方ない事だしね(;^_^A

(この前友達が若い子にオフィスの

保存のボタンってなんの形なんですか?

って聞かれたって言ってたよ)

 

私も漫画の面白さよりも

当時、価値観を覆された時の

気持ちがすごくよみがえりました。

 

今読んでみると大人になった今では

当たり前に思えるけど価値観の

多様性とか、ものすごく小学生に

とっては衝撃的だったんだよね。

 

”絶対”の事ははないけど自分に

とっての絶対はあるんだな~とか

それですら時を経れば変わるとか。

小学生には衝撃的な漫画だったよ。

 

ファンタジーなので、色んな事情で

全く赤ちゃんみたいなものなんだけど

言葉を持ってる登場人物が現れます。

 

そういう登場人物からの直球の

質問がものすごく難しくて。

例えば、しあわせって何…?とか。

子供ながらにそれには答えはない

って思った記憶があります。

 

でもその問いに答えるんだよね。

それにこたえられる大人になりたい

って思ったけど私はそんな大人に

なれているのだろうか。

 

この時この質問をされた人は初め

”お金で手に入らない何かを

手に入れる事だよ”と言います。

 

問いかけた少女は

愛?時間?命?と考えます。

 

そして最後に”それ”はまた愛や命や

時間かもしれないけど、と前置きして

「情熱だよ」と答えるのです。

 

私はね、立派な目標も何も

持ってないけど世の中の面白い

本と漫画、映画(…まあ物語だね。)

を出来るだけたくさん体験したい

っていう情熱をもって生きているよ。

 

子供の頃に出会った素晴らしい作品の

おかげで、人から見たら下らない

情熱かもしれないけど本人的には

けっこう本気で頑張っているよ。

って子供の頃の私に教えてあげたい。

 

この漫画を今、初めて読んだ人が

どんな感想を持つかはちょっと

わからないな。やっぱり古臭い

って思うのかもしれない(;^_^A

 

当時のオタク少女達にとっては

ものすごい作品であったことは

間違いない気がします。

 

で、そこから数年後私はまた

萩尾望都の漫画と出会って価値観を

大きく覆されるんだけどね('Д')