常人の倍香辛料振る方です

もうすぐ四十路の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギのマメちゃんは月で別居中。

何があってもおかしくない(エリザベス・ストラウト)の感想…生きるって大変な事だよね

エリザベス・ストラウト
何があってもおかしくない

「何があってもおかしくない」を

読みました。

 

「私の名前はルーシー・バートン」の

シリーズです。 

 

どちらもすごくよかったです。

一作目はルーシー・バートンが

入院して、そこへ長く疎遠だった

母が訪ねて来て、捨ててきた

過去の事を考えるお話です。

 

この本ではルーシーの

具体的な苦しみの原因は

はっきりとは書かれておらず

新作で明らかにされました。

 

「何がってもおかしくない」は

ルーシー・バートンの

故郷の人々の話で9つの短編の

連作になっています。

ルーシーも登場します。

 

前作は序章だったのですね!

 

作中作なのかなとも思います。

ルーシーの新作が回想録だ、

というくだりがあるので

そうかなと思ったのですが

はっきりとはわかりません。

 

ルーシーが本当の事は書かないのか

と詰られるシーンもあったので

そうじゃないかなーと思っています。

 

なんていうか、最低な人生を

歩んでるようにしか見えない

人達ばかりが登場します。

 

実際そうなんだけど…

今まで生きてきただけでえらい!

っていう事、私はいつもそう

思っているのだけど、

そういう話だと思います。

 

戦争…この本ではたぶん

ベトナム戦争だと思います…貧困、

いじめ、虐待…色々な最低な事が

人生をめちゃくちゃにして

乗り越えたと思ってもそれは

ずっと長く人生に影を落として

逃げる事は出来ない…

そんな話でもあります。

 

この人の本読んでると

向田邦子をイメージします。

(全然違うんだけどね!)

私が忘れていた(失くした?!)

繊細な感情を思い起こされる

ような気がします。

 

こんなに複雑で繊細な気持ちを

捉えて文章に出来るって

すごいなーと思うのです。

 

訳者の小川孝義さんの解説に

「悲しみの中にある美しさを経験する」

とあります。

まさにそうなんですよね。

出来れば悲しみなんて

経験したくないですけどね。

 

色んな物を抱えている人には

助けになると思うし、

そうでない人にもなぜか心当たりの

ある感情だったすると思います。

 

9編全部いいけど、特に

「ドティーの宿屋」が好きです。

ドティと友達になりたい!

 

ちなみに、読んでいて暗くなるけど

読後感は悪くないですので

こわがらずに読んで!! 

 

デス妻好きな人は絶対好きだと思う(^^)/

 

オリーブ・キタリッジの生活

 

 

同じ作者の本で、

これもすごく良いです!

ピュリッツァー賞を受賞しています。

 

 

前に感想をちらっと書いています。

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ドラマ化もされているので

そのうちみたいなと思いつつ

まだ見られていません。

 

スリー・ビルボードのお母さん役の

女優さんが演じています。

イメージぴったり!!

 

 

 

これも面白かった!

 

小川高義さんが好き

これらの本との出会いのきっかけは

訳者の小川高義さんです。

 

小川さんの訳が好きで

小川さんの翻訳した本を

追いかけて読んでいます。

 

まだ全然読めてないけど!

 

グレートギャツビーを読んだ時に

3人の訳を比べて読んでみて、

虜になりました(*´з`)

 

大げさな表現も華美な言葉も

ないのに感動的で美しく、

私の心を捉えるのです。

 

今作も素晴らしい訳だと思います。

長生きしてください!!

 

今、楽しみにしているのは

これの続編!

やっぱり小説って面白いよね!

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