スーパーノヴァ、すごく良かった。
辛くて途中でみるのやめようかと
何度か思ったけどなんとか最後まで見た。
本人なんじゃないかと思うくらい
しっくり来ていた。アマプラで無料!
ピアニストのサムと作家のタスカーは、ユーモアと文化をこよなく愛する20年来のパートナー。ところが、タスカーが抱えた病が、かけがえのないふたりの思い出と、添い遂げるはずの未来を消し去ろうとしていた。大切な愛のために、それぞれが決めた覚悟とは──。
世界で一番美しい、愛が終わる。
コリン・ファース×スタンリー・トゥッチ||映画界が誇る2大紳士俳優 夢の競演!
■世界が感涙した 胸が張り裂けるほどの愛に喝采―! ! 共に歩んだ人生を祝福する、愛の終わり方とは。
理想的なパートナーを演じるのは、アカデミー賞(R)受賞俳優のコリン・ファースと、同賞ノミネート経験を持つスタンリー・トゥッチ。製作スタッフからオファーされたスタンリーが、20年来の友であるコリンに自ら(実は独断で)脚本を手渡し共演を切望、チャーミングで愛おしい恋人同士を見事に体現した。彼らが選んだ切なくも美しいエンディングが、それまで共にしてきた人生を一層輝かせる、新たなる愛のマスターピースが誕生。
圧巻! 情熱的で誠実! 「愛とは何か」を体現しきったファースとトゥッチは、まさに最高の演技者! ――★★★★★ The New York Times
映画の静寂を破る諍いを、我々は息を凝らして見つめる。一瞬たりとも目が離せない。――★★★★★ The Washington Post
終わりを前にしてなお愛し合う男の姿に涙が止まらない。――★★★★★ Cable News Network
っていうのが煽り文句でした。
大袈裟じゃないから大丈夫だよ。
”病”って言うのがはっきり語られはしないけど
たぶん若年性の認知症なんだと思った。
2人は現実から逃げるためなのか
最後の思い出作りの為なのか
キャンピングカーで旅に出ます。
それにしても景色の美しい事。
イギリスの湖水地方なのかな?
一度は行ってみたいよね。
どん詰まりの状況との対比が胸に来ます。
タスカー(病気の方)は自分が
自分でなくなる前に密かに居なくなろうと
薬を用意して遺書代わりの録音を残します。
作家だけどもう字が書けなくなっていて
サム(元気な方)はその遺書と薬を発見する
のですがその時に”サムへ”って言うたった
数文字を何度も何度も練習したメモを
見付けるんですけどコレが…(/ω\)
途中のパーティーのシーンなんかも
ホントいいのでぜひ見てほしい。
サムのお姉さんにタスカーが言った
”失くすのが惜しいのはよきものだった証拠”
っていうセリフがとても印象的だったよ。
サムはピアニストだから序盤と
ラストはピアノなんだけど、中盤の
重苦しいシーンではチェロの音色が
何とも言えない苦しさを伝えてきて
かなり私にはしんどかった。
二人の覚悟が重すぎて。
大人のロードムービーかな〜くらいに
見始めたのでエライコッチャてなりました。
そしてラスト、これはホントにホントに
ネタバレなので絶対みないって決めてる人
と、もう観た人だけ読んでね。
最後のシーンでサムが愛のあいさつかな?
を弾いているところで終わるんだけど
タスカーが薬を入れていた箱がテーブルの
上に置いてあるのが映ります。
私はつまり、サムはタスカーが自ら
死ぬことを受け入れたって言う事
なんだろうと思ったけど…どう思った?
観た人、教えてほしいです。
誰もが自分に置き換えてこの映画を
見ると思うんだけど、結論なんて
出せないよね。つらい。どうしよう。
この映画見て、萩尾望都の
アメリカン・パイを思い出したよ。
”これにはあの子が死んだ後の
話はないんだ”って言うやつね。
(周知の事実かのように書いてるけど…)
萩尾望都の短編は本当にいいよね。
長編ももちろんだけど、短編の方が
好きかもしれない。未読だったらぜひ。