常人の倍香辛料振る方です

四十代の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギと3人暮らしの日々をつづります。

「SUNNY 強い気持ち・強い愛」ド真ん中世代過ぎて楽しかった話

昨日はSUNNY 強い気持ち・強い愛をみてきました。

私、1995年~98年に高校生だった、まさにこの映画のド真ん中世代です。映画の出来はともかく、私たちこんなだった~~感はとってもありました。私はコギャルじゃなかったですけど、あんなだった。とにかくうるさくて、たぶん今、あの頃の自分がそばに居たらとにかくあっちへ行ってくれって思うだろうな。

映画自体は…どうなんでしょう。色々と不完全燃焼かなと言う気がしないでもないし時代観が浅慮な気がしなくもありません…とても楽しく鑑賞したので悪くは言いたくないのですが。この映画、世代じゃない人が見ても楽しいのかは謎です。でも爆笑しているおじさんがいたのでそれなりに面白いのかな…?ともかくアラフォー女性が見ると懐かしすぎて死にそうになることは間違いないと思います。キャストは大変良かったです。

茶髪、ルーズソックス(でも最終形態ではない)、ラルフのカーディガン、ガングロ…わー、なんか恥ずかしい…そしてあのバカ騒ぎ…。毎日がお祭りみたいだったかんじとか、これはどの世代にも共通のなつかしさなのではないでしょうか?映画の中では今の子は大人しいとか言ってたけど、そんな事ないと思うけど…。

音楽は謎の使い方だった気も…。でも懐かしかったよ、ちゃんと。もう音楽だけで泣けそうだったもの。SWEET 19 BLUES から始まって、LA・LA・LA LOVE SONGCANDY GIRL、やさしい気持ち、EZ DO DANCE、ぼくたちの失敗、これが私の生きる道、そばかす、survival dAnce、Don't wanna cry、そしてタイトルの強い気持ち・強い愛。やだー、キュンってする~!ミスチルスピッツグレイなんかも使ってくれたらきっと号泣したのにな。

ホントに恥ずかしい話ですけど、ファーストフード店でうるさいって怒られるのなんて日常茶飯事でした…。ホントにごめんなさい。でもね、まじめに部活もしていたし(吹奏楽部でした)いちおう受験勉強もしていたし、まじめな高校生だったんですよ。夜遊びなんてカラオケがせいぜいだったし。田舎だったしね。うるさかっただけで。それにしてもそんなうるさい迷惑な子供を、未来ある宝物だと思ってくれた大人に感謝して私もそんな大人にならなければなと思う次第です。

そういえばギャーギャー騒いでいる私達にお小遣いをくれる大人がいました。楽しそうだねって言って、千円二千円、ぽんとテーブルに置いて去っていくんです。どっかいかない?とかそんな話では全くなく。チョイチョイありました。あれは何だったのかな。青春時代を懐かしんでだったのかな…?謎です。返せるときは返したけど、驚いているうちに店を出て行ってしまうので、たいていはありがたく使わせてもらっていました。

一緒にこの映画をみに行った友達は、高校の同級生でしたが少しおとなしめのグループに居たので少々思い出話に相違がありました。私自身はスカートは膝丈、ルーズソックスは履かない、黒髪にメガネでヒロインの広瀬すずちゃんが転校してきたときみたいなたいへんダサい女子高生でしたけどね。すずちゃんみたいに可愛くないのは言うまでもなく。可愛くなくてうるさいってホント最悪だわねー。

とにかく世代じゃなくても高校時代に謎の万能感を持っていたのは共通だと思うんですよ。もう一度戻りたいとは思わないけど、特別な時代だと思います。毎日毎日、楽しかったな。あのキラキラした感じは青春て言うんですよね、今思うと。二度と取り戻せない輝き(恥ずかしいけど本音)…でもそれよりも今の方が幸せだと断言出来て嬉しいよねこでした。まさか専業主婦になっていようとは思いもしませんでしたが。