常人の倍香辛料振る方です

四十代の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギと3人暮らしの日々をつづります。

ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女を読みました

今か今かと待ちわびて…まだかまだかと首を長くして待って

amazonなのになぜか到着まで中1日かかってやっときた!!

大喜びして、一気読みしたこの本。

普通に面白かったけどやっぱり別物よね。

やっぱりそうか~~…とガッカリしてしまいました。

仕方ないよね。書いてる人別の人なんだもの。

なかなかうまく引き継げてると思う。悪くないけど…。

でもまず薄い…。ラーソンが書いてたらきっとこの倍の厚さになっただろうなぁ。

そしてなんだか陳腐…。安っぽい…。

ミレニアム続編だと思わずに読めば全然問題ないのですけど。

比べてはいけないのはわかる。でも涙が出るほどガッカリしてしまった。

何で死んじゃったんだよ――!と。

読み終えて私は腹が立って仕方ない。

詳しい事は知らないので無責任に責める事はできないけど、

でも遺稿があるのに版権でもめているからって

その遺稿を無視して続編を他の人に書かせるって…。

故人のためとか、作品のためとか全然ないよね。

ただお金、だよねって思うのは間違っていないと思う。

私は何年待っても遺稿を基にしたものを読みたい。

パートナーの女性が気の毒でならない。

2人にとってミレニアムは子供みたいなものだったろうと思う。

そりゃあミレニアムの続編なんてどんな出来だろうと売れるにきまってる。

汚されてる気がして悔しいだろうなぁ。本当に腹が立って仕方ないです。

ただの想像にすぎませんが、スティーグ・ラーソンはきっと

辛い子供時代を過ごしたに違いないとミレニアムを読んでそう思った。

安直な想像かもしれませんが。

そんな過去があるのにさらにまだ食い物にするのか…!

なんて勝手な想像をしています。

昨日夫くんに涙ながらに語ってしまったよ。

休日出勤でそのうえ0時ぐらいに帰ってきた夫くん。

真剣に聞いてくれた(聞いてるふり?)けど。気の毒に。

ミレニアム三部作は私に久々に読書の楽しみを

思い出させてくれる作品でした。

面白い本はいっぱいあるし、この作品が一番だ!

なんて思っているわけではないけど

こんなにワクワクドキドキハラハラさせてくれる本は

そうある物ではないと思います。

子どもの頃のような貴重な読書体験をさせてくれたました。

この歳になってこんなに夢中になって読める物語があるなんて。

読んだばかりですが、私にとって特別な作品となる事は

間違いないと思います。

私の想像を裏付けるために明日は「ミレニアムと私」を読みたいと思います。

想像通りな気がしてちょっと怖いです。

それでも5巻が出たら予約して買うだろうなぁ…。