常人の倍香辛料振る方です

四十代の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギと3人暮らしの日々をつづります。

君が手にするはずだった黄金について(小川哲)の感想

君が手にするはずだった黄金について

私小説なのか私小説風なのか分からないけれど

作家の小川さんが主人公の短編の連作。

承認欲求の成れの果てって言うコピーに

惹かれて読み始めました。

 

というのも、承認欲求について悩んでいると

身近な人が言っていて”承認欲求”ってなんで今

そんな悪者扱いされているんだろうと

思っていたからというのもあります。

 

小川哲さん、売れっ子なのに一冊も

読んだことなかったというのもある。

 

しかし、承認欲求って上手く飼いならせば

悪い物じゃないと思うんだけどな。

そもそも、人間の進化の証でもあるよね。

 

上手くコントロールできなくなっちゃう人が

多いという事なんだろうと思うけど。

人間って生まれつき平等じゃないんだよね。

だけどそれを隠そうとしたせいなんじゃ

ないかな。皆スタートが違うから同じだけ

頑張っても同じ結果にはならんのに。

 

SNSでその差が如実にあらわれてしまう

っていうのも大きな問題なのだろうけど。

 

どんな人も向上心を持ち続ける為に

承認欲求を上手に使っていくのは

良い事だと思うんですけどね。

 

じゃなかったら褒めて伸ばそうって言う

最近の風潮、全否定なわけやんか!

悪い例ばかり目立ってしまって

なんかやだな~と思っているこの頃です。

 

もちろん踊らされて犯罪に手を染めたり

友達失くすような事をしていては不幸に

なるからダメに決まっているけど。

 

で、この本については…どうかな。

面白くなくはなかった、くらいかな。

一気読みできるくらいには面白かったです。

どの辺が本当の話なのかなぁ~と想像しながら

読むのが楽しかったです(*^_^*)

いま、私が読みたい感じの話じゃなかったって

いうだけなのでね、参考にしないで下さいね。

 

しかしあんな感じの主人公、モテたりは

しないだろうと思うんだけど割と

途切れず彼女がいる感じなのは

やっぱり東大パワーなのかな。

なんてどうでもいい事を思いました。

 

少し前に観光で東大に行ったんだけど

Googleマップに「婚活女子こないで」

って口コミがあったの思い出した。

まさに婚活婦人と一緒に行きました(笑)

どうやって東大生協で婚活するんだろう。

インカレサークルとかじゃなくて?

興味あるわ。