ノマドランドをみてきました。
実は2年ぶりの映画館Σ(・艸・*)
コロナのせいもあるけど、どちらかと
言うとAmazonプライムビデオや
Netflixが充実してるからそっちで
いっかー、となっちゃった感じかな。
つくねのプライバシーを護ろう
キャンペーンの一環でもあります。
2~3時間家を空けてあげようと思った。
さて、ノマドランド、とっても良かったです。
21世紀の路上のサバイバーたちを描く、
夫をガンで失い、企業の破綻で住む街も
なくなったファーンは、自分で改造した
バンに思い出を詰め込んで、季節労働を
しながら旅を続けます。
ワクワクするような話ではない。
過酷です。不安です。孤独です。
若者のバックパッカーじゃなくて、
皆、体はガタガタの高齢者ですからね。
お金もないし、トイレにも困る。
帰っておいでと言う家族だっている。
それでも旅を続けざるを得ない。
なんかさ、よねこにはすごく分かる気がした。
スリルや刺激を求めてる訳じゃないんだよね。
平穏な普通の日々をバカにしてるわけじゃなく
ただ、そうするしかないんだよね。
多分、貧困という問題だけでもない。
きっとできる事なら友人や家族のいる
どこかに留まりたいのだろうと思う。
よねこは今でこそよね夫と結婚して
うさぎまで一緒でなんだかすごく
毎日穏やかに落ち着いて生きて
いるけど(と思っている)たぶん、
私は向こう側の人間。
喪失感を抱えた人間
ていう事なんだろうな。
マメちゃんとつくねが救ってくれた。
私の場合は喪失感と言うよりは
欠落感かな。なくしたんじゃなくて
最初から持ってなかった。
実際放浪っぽい事をして生きてた
期間もある。よねこの中の放浪者魂に
ちょっと火がついちゃったよね!
主演はフランシス・マクドーマンド。
彼女をどうしてもスクリーンでみたくて
2年ぶりに映画館に足を運びました。
オリーブ・キタリッジの生活や、
スリービルボードの女優さんです。
なんか目が離せないんだよね。
そして、ノマドの仲間たちはなんと、本当に
放浪生活をしている人旅たちなんですって!
エンドロールで、あれ、役名と名前が一緒!!
って思って調べたらそういう事らしい。
リンダ・メイ(名前うろ覚え)という
仲間の女性と別れる時に、
「友情をありがとう」って言って
ハグするシーンがあって、
もうボロ泣きでした。
あれ、きっと台詞かもしれないけど
本心でもあるんじゃないかな。
こんなに美しい友情を持ちながら
孤独を抱えながらも、旅を続ける
しか選択肢はないんだよね。
なんか、わかる。すごくわかる。
ネットフリックスで見れられる
様になったらもう一度見よう。
アメリカ西部の景色がまた凄いんだよね。
荒涼とした砂漠や、岩山。
美しいけど寂しい、酷しいけど優しい、
まさにファーンたちの生活その物
だなと思ってみました。
どうやらアカデミー賞の大本命みたいですね。
すごくいい映画だったと思います。
はてなでブログ書いてる人と相性良さそう
だなと思います。勝手なイメージだけど。
ファーンの様にこの日本で生きるのは
難しいからブログを書くのではないかな、
なんてね、思いました。
シュバルの理想宮みたとき
以来の衝撃だったな!オススメです!