常人の倍香辛料振る方です

四十代の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギと3人暮らしの日々をつづります。

”生理の貧困”について思ったこと

生理の貧困というのは

生理用品を買うお金がない、

もしくは使える環境にない、

という事なんだそうです。

 

知ってる、そういう事があるのは。

でもまさか日本でもそういう事に

苦しむ女性がいるなんて

想像もしなかった。

インドとかの話だと思っていた。

 

でも今日私が書きたいのは

貧困の話じゃなくて、守られない

子供がどんな気持ちでいるかと、

そういう事を思ってつらく

なっちゃった事を書きます。

 

全く楽しい話じゃないし結論も

オチもないし、読んでもらえなくても

かまわないよ!どうぞ逃げて!!

 

どうやら軽減税率に生理用品が

含まれない(これは誰が考えても

おかしいでしょうに。)という

問題に関するアンケートで

生理用品の購入に困ったことが

ある人がいるという事が明らかになり

世間をにぎわせているようです。

 

正直、よねこは想像もしなかった。

そして、100円コスメが買えても

生理用品が買えないという記事を

読んですごく切なくなった。

 

たしかにさ、生理用品と化粧、

どっちが優先順位が高いかって

言ったら誰がどう考えたって

生理用品だよね。

 

中学生や高校生にもなって、

化粧品を優先するなんてバカだ

って言う人が多いと思う。

 

そうなんだよ、そうなんだけど。

大人は別です。それは本当に

貧困のせいだと思うので

本当に大変な問題だと思うけど

今回はその話は置いとく。

 

中学生や高校生で生理用品が

買えないって、家が本当に

生理用品を買えない程に

困窮しているっていう訳じゃ

ないと思うんです。

 

毎月イタイなとは思いながらも

きっとどんなに貧しくても

普通の親は生理用品ぐらい

買ってくれると思うのです。

 

だからきっと、生理用品を

ねだれない家庭っていうのは

ネグレクトに近いんだろうなと思う。

ていうか生理用品なんて

ねだるものじゃない。

 

ブラジャー買ってもらえない話

とか信じられないと思うけど

けっこうデフォルトだよね。

 

そんな中で、自分が自由に使える

少ないおこづかいなりバイト代なり

からコスメを買う気持ちって、

分かる気がするんですよね。

 

キレイにしてチヤホヤされたい

とか遊びたいとかそんな享楽的な

話じゃないと思うのです。

表面上はそんな顔をすると思うけど。

 

誰だって、枠からはみ出したくない

という気持ちが中高生の頃には

あったと思うんだけど、親に世話して

もらえない子の、そういう気持ちって

普通の子の比じゃないと思うんですよ。

 

親に愛されてないのがバレるのが

すごく恥ずかしいんだと思う。

そんなの、親が悪いんだけどね。

 

たぶんさ、そういう育ち方をすると

自分を守れるのはプライドしか

ないんだろうなと思う。

 

大人になった今ならわかるけど、

親に愛されないで育つのは

気の毒だし本当に生きていくのに

とっても苦労すると思うけど、

恥ずかしい事ではないんだよね。

 

むしろそんな環境で生き延びた事を

誇りに思っていいと思うんだけどね。

 

でも、子供のうちはそうは思えないよね。

だから生理用品よりも

コスメを選ぶんだと思うんだ。

 

それが正しくない事は確かだし

バカな選択だとは思うよ、もちろん。

でもさ、それを頭が悪いって

一蹴するには同情すべき余地が

ありすぎると思います。

 

何を優先すべきか、もちろん

どんな環境で育ったとしても

頭のいい子はそんな事分かるかも

しれないけど、なんにも教えて

もらえないで育った子供が

高校生ぐらいになったからって

どれだけの判断力があると思う?

 

よねこの育った家庭は問題ばかりだったけど

親には困る程に守られて育った。

守られ過ぎが問題だったから

この話とは正反対なんだけどね。

守ってくれる人のいない子供って

どれだけ不安なのだろうかと

想像したらつらくなった。

 

学校に生理用品、置いてあげて欲しい。

保健室にもらいに行くみたいな

形じゃなくてその子のプライドを

傷つけないように、誰でも持って

行けるところに、ただ忘れただけ

なんだ、みたいに持っていける

ようにしてあげてほしい。

 

それで虐待が浮き彫りにな

ることもあるかもしれない。

たぶん、本人はその時はそれを

望まないと思うけど。

 

貧困の問題ももちろん大問題だけど

守られない子供があまりにも

不憫だと思った記事でした。