ジェイン・オースティン
「高慢と偏見」
高慢と偏見を読みました。
これが面白くて、650ページ
一気読みでした。
200年前のイギリスの田舎町の
特に何が起こるっていう訳でも
ないのですが、目が離せない…!
半ばまで読んで、ああこれ…
細雪だぁ!好きなはずだわ~!
と思いました。
細雪も4姉妹のお話。
高慢と偏見は5姉妹!
末っ子が駆け落ちする
ところも同じだね!!
姉妹のお話が大好きなんです。
よねこは一人っ子だったから
憧れがあるのかも。
人物造形がすごい
細雪の魅力もそうだと思うんだけど
一人一人の描写がすごくリアルで
人のイヤな部分と魅力的な部分と
矛盾しているようでもああ、これが
人間だよね~って納得してしまいます。
主人公は4姉妹の次女のエリザベス。
とびきりの美人ではないけど
快活で機知に富み、表情が魅力的な
ステキな女の子…読んでいると
大人の女性みたいだけど
たぶん20歳くらいなんだよね。
きっと昔は精神年齢が高かったから
今でいうアラサーぐらいに思えます。
まあ美人で頭がよくて性格も良い、
と自分でも思っているんだけど
気付かないうちに高慢になり
その高慢の為に偏見を持っていた…!
と気づくというストーリーです。
面白いの…!
登場人物は多めなんだけど
その全員の背景まで語られるような
話ではないのですが…よねこは群像劇が
大好きなんだけど…群像劇では
無いにもかかわらず、全員が
とても立体的で魅力的!
やっぱり200年読み継がれる物語は
さすがだな~と思いました。
そして毒舌…!笑えます。
読んでみたきっかけ
有名な本だからもちろん知っては
いたけど…帯の煽り文句…
「経済的理由で好きでもない人と
結婚していいものだろうか」
うん、全然面白そうじゃないよね!
という訳で全く惹かれず今まで
読まないで来たんですけど(;^_^A
バーバラ・ピムの本がとても面白くて
彼女が20世紀のオースティンと
呼ばれている事を知り興味を持ちました。
これもすごく面白いんですよね。
おすすめです。
新訳っていいよね!
最近の言葉で読みやすく訳した
ものを新訳って言うんですけど
(あれ、説明要らなかったかな)
ありがたいよね!
古めかしい訳もそれはそれで
雰囲気有っていいけど
新訳の方が断然読みやすい…!
助かる~!
私は訳者の小尾芙佐さんが
好きなんですけど、小尾さん
訳の高慢と偏見もあるみたいです。
どんだけヒマなのって言われそう
だけど、読み比べも面白いよ!
翻訳家を辿って本を読むのも好きです。
何度もこのブログで書いているけど
小川高義さんが好きです(*'ω'*)
おススメ!!
あ、何か脱線しまくっている…。
とにかく面白かった高慢と偏見。
おススメです。
どうでもいい感想…上流階級の
この時代の人って本当に
遊んでばかりいるんだね!!
代わりに見た目が悪い、口下手、
とかだと今の時代以上に大変そうだ!
っていうホントにどうでもいい感想。
その他お勧めイギリス文学!
トマス・ハーディのテス!
ディケンズの大いなる遺産
おススメ!!
図書館が再開してくれて
本当に嬉しいです。
今日もつくねが床に落ちている…!