エリザベス・イーガン
「ママがほんとうにしたかったこと」を読みました。
あらすじはAmazonでどうぞ~!
(手抜きですみません)
夫の失業の為フルタイムで
働かざるを得なくなった
お母さんの葛藤を描いた本です。
図書館で見つけて何となく手に取りました。
なかなか面白かったです。
私は母になった事がないので
想像でしかありませんが、
リアルな悩みだと思いました。
もちろんキラキラで高収入の仕事に
ヘッドハンティングされたりとか、
最終的には夫も成功しそうな感じとか。
そういうファンタジーな感じもありますけど。
帯がVERYモデルさんだしね(笑)
あまりにもリアルでもね~、
読むのイヤになりますよね。
でもでも出来れば仕事を続ける形で
解決してほしかったな。
どういう形でも。
確かに働き始めた理由は
夫の失業ではあったけど、
社会で活躍したいという気持ちは
彼女にはあったように思えました。
それなのにそういうの求めてなかった、
どうかしていた、みたいな終わりは
ちょっと残念に思います。
主人公の良いところもイヤなところも
ちょっとずつ好きになっていっていたのに。
間違いなく、働きたい!
仕事で自己実現したい!
という思いも抱いていたはず。
それを無かった事にして
終わってほしくはなかった。
私自身は正直に言うと
全然働きたいとは思いません。
独身時代はきつかったけど
仕事は楽しかったです。
でも、別に仕事で認められたいとか、
活躍したいという思いは
今は全然ないのです。
社会とのつながりを…とか全然不要。
それでも働かなくても家計が回るのに
働きたいと思う気持ちは
まぁ、わからんでもないです。
そういう人が多くいるのは理解できるし、
もちろん悪い事じゃないと思っています。
むしろ素晴らしいよね。
でも私はぜんっぜん思わない!
これっぽっちも!
怠け者ですみません。
会社員時代は振り返ってみると
楽しかったし、頑張ったなと
自分で褒めてあげたいと思います。
(自分にはとっても優しいので)
でもあの頃に戻りたいとは
これっぽっちも思いません。
今も頑張っている元同僚の話を
聞いたりするとちょっと寂しくも
なりますけど、ただの感傷です。
学生時代は楽しかったけど
戻りたいとは思わない、
そういうのと同じ感じです。
社会で活躍したい!という人の方が
きっと多いのでしょうね。
私の狭い世界では半々といったところです。
でも専業主婦でいたい!と大声で叫ぶには
ちょっと勇気のいる時代ですよね。
私はこのブログでしか言いません。
ただ許せないのは旦那さん!
奥さんが夫の失業のために
子供との時間を犠牲にして
働いているのに働き過ぎだと
責めるなんて…!
主人公ももちろん反省すべき点は
あったと思うよ。もちろん。
読みながらそれはないでしょ~、
とか思ったもんね。
でも夫はもう少し奥さんは奥さんで
働く権利があるっていう事をさ、
ちゃんと解らなきゃいかんと思うの。
どういう風に家庭を運営してくかは
2人で決める事だから、
自分が思ったのと違うからって
責めちゃダメですよね。
話し合わなきゃ。話し合おうともせず、
妻を責めるとかひどいと思うの。
それなのにそこは全然糾弾されてなくて
もうっ!ってなりました。
そういう所も含めてリアルなのかなと思いました。
夫を立てた方が楽ですからね。
あ、でもね、そこまでダメな
お父さんじゃないんですよ。
最終的には仕事も成功しそうだし
(あ、言っちゃった!)
仕事と家庭との両立に悩むお母さん、
解決策は特に提示されませんが、
共感は出来るのではないかと思います。