常人の倍香辛料振る方です

四十路の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギのマメちゃんは月で別居中、新メンバーとしてうさぎのつくねさんが加入!!

母親へのわだかまりを手放したい時に「実家の断捨離」

やましたひでこさんの「実家の断捨離」を読みました。

 

 サブタイトルが”片付けのカギは親離れ”です。
これ、めっちゃわかる…!
そして冒頭の一文にガツンとやられました。

「親にわだかまりの無い子供なんていない 」

そうだと思う。

私はこの言葉を聞いたとき、とてもほっとしたのを今でも覚えている。おそらく、このどうにも処理しがたい親への不全感はけっして私だけのものではなく、誰もが持っていることを認める事ができたからに違いない。

ははー、ひでこ先生!ってひれ伏したくなりますよね。
なりません?ここまで言い切られるとそうか~と思います。

実は親離れが出来なかったり子離れしてくれなくて
悩んでいる女性は今の時代多いと思います。
最近何かと母娘関係、話題ですよね。

この本、断捨離本だけどとっても参考になります!
はっきりした正体が分からないけど
母親に対して何かわだかまりを感じている人は
一度読んでみると良いかもしれません。

私はあります、めっちゃあります!わだかまり
周囲からは自立していると思われがちですけど、
実際の所は共依存親子です!母とね。
母子分離のできてない親子で…。
正確には”でした”かな。過去の話です。

今でこそ過保護過干渉は虐待だと
広く認識されているけど私が子供の頃は
良いお母さんとしか言われない時代でした。

ご飯作ってもらうだとか家事をしてもらうとか
実家に入り浸りとかよく最近話題になっている
ような実家依存ではないです。
むしろそっちの方が健全かもね。
周囲からはしっかりした娘と
良いお母さんに見えていたと思う。
もっと精神的な依存です。

まあ、この辺はあれですよ。
長くなるし、心の準備も必要なのでまたいずれ(^^)/

私はとりあえずある程度解決済みです。
母が聞く耳を持ってくれてよかったです。
これもさ、世代交代なのかなと思うと
ちょっと寂しいものがありますね。
この本の中にもあったけど、親は強者で子供は弱者。
でも歳をとるとこれが逆転するという話。
当たり前なんですけど、親にされてきた事を
無意識のうちに親にしてしまう…確かにそうなのかも。
子に対してもそうなんだろうな。
子がいないので分かりませんが。

母が私にしていた価値観の押し付け…
今それを私がやっているのかも。反省しました。
夫に対してもしているかもしれないので
そこも注意しようと思います。

親離れに必要なのは親の人生を
受容する事だと書いてあります。
確かにそうだなと思います。

親の人生と子の人生が別だって
わかってはいてもなかなかそれを
心から受け入れるって難しいですよね。
エ…私だけ…?!まあ、一定数はいると思います。
しかも少なくない人数。
親はより一層そうだろうな。

ともかく、そういう心理が片付けに
とても影響があるという事が良く分かりました。

親の家の片づけ、確かに親離れが出来ないと
難しいのかもなと思いました。

愛すべき娘たち

私が母親の色々を水に流せたのは
このマンガのこのセリフがふっと腹に落ちたからです。

 

よしながふみさんの「愛すべき娘たち」

母というものは要するに、

一人の不完全な女の事なんだ 

そんな当たり前のこと…と思われるかもしれませんね。
このマンガが出版されたのが2003年…私が23歳の時です。
初めて読んだときではなく、かなり経ってから
ある時ふっとその真実に気付きました。

とにかくこのマンガ、素晴らしいです。
よしながふみさんの漫画の中でわたしはイチ押しです。

もう、名言目白押しです。

母が完全な存在であるはずなんてないのに、
私達はそれを求める。
自分自身が母になっていれば、
もっと早くに気付けたかもしれないけど。

子を育てて親も育つとか、
子育てしてやっと一人前とか、
ものすごく反発するけど、こんな簡単な事が
わからなかった自分は確かに半人前だな~と思います。

その理論もね、わかるのよ。
ただ、成長の手段は子育てだけ
じゃないって言う事が言いたいだけでね。
話がずれるのでこれぐらいにしますが。

とにかく母親との関係に悩んでいる人には
ぜひ読んでほしいマンガです。

あとね、あとね、私が泣いたセリフ、もうひとつ

分かってるのと
許せるのと
愛せるのは
みんな違うよ

 

ラストのこのセリフ。これがもう!!
ぜひ読んで~~!今すぐ本屋へ~~!

 

ふと気づいたら3千字を超えていたので
二つに分ける事にしました。
気付くといっぱい書いてるよね~、
もう少し短く分かりやすく簡潔に
文章を書けるようになりたいものです。

続きも読んでほしいよねこでした(^_-)-☆