常人の倍香辛料振る方です

もうすぐ四十路の主婦のブログ。夫と二人暮らし、ウサギもいます。

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「東の果て、夜へ」邦題って大事だよね…と思った。

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ビル・ビバリー「東の果て、夜へ」をやっと読みました。
図書館では海外の作品は話題の本でも比較的待たないで読めるのですが、
さすがにこの本は少し時間がかかりました。
こんなに面白いなら順番待たずに買って読んでも良かったなーと思いました。

クライム・ノヴェルでロード・ノヴェルで、少年の成長物語でもある…と
解説に。全くその通りでその他に表現の仕方がないのでそのまま( ˊᵕˋ )
旅と言っても人を殺しに行くのですが…。
面白いです。とっても面白いです。

海外でいろんな賞を獲っているそうです。そりゃそうでしょうね。
このミステリーがすごい2018の海外編でも3位でした。
デビュー作だそうですが、完成度が高い!文章がとても美しく、好みです。

社会の底辺で生きる少年の諦めというか哀しみがとっても切ない。
才能豊かな少年なのですが、教育を受けていないというのはこういう事かと。
主人公のイーストのことを、手放しで応援したくなる物語です。
弟のタイも、残忍で身勝手…おそらくサイコパスと呼ばれる人種なのでしょうね。
でもほんの少しだけ彼の行動や気持ちがわかるような気もするのです。切ない…。
だって彼らはまだまだホントの子供、13歳と15歳なんですよね…。

解説によると、次回作はこの話に出てくる誰かの物語だそうです。
イーストのその後は書かれないのでしょうか?読みたいよー!

常々不思議に思っているのですが、邦題って謎のセンスのものが
けっこう多いと思うのですが、あれはどうしてなのでしょう?
この「東の果て、夜へ」はこの小説にピッタリのタイトルだと思います。
とても文学的な響きの良い素晴らしいタイトルですよね。
そのうち映画化するでしょうね~!ロード・ムービー大好きです。

しかし世の中には、邦題がもう少し良かったら
きっともっと売れただろうに…と思う海外の小説が沢山ありますよね。
ピエール・ルメートルの「死のドレスを花婿に」が気になっています。
彼の作品はちょっと陰惨すぎて読んでいてつらいですが、
やっぱり売れているだけあって面白いですよね。
でも「死のドレスを花婿に」って火サスみたいである意味センスあるかも?
(ところで火サスがわかるのはどのくらいの年齢までなのでしょうか…。)
この本、邦題次第ではもう少し売れたんじゃないかと思いますが。。。
でも調べてみたら原題も微妙な感じ…。
”Robe de marié”…花婿のドレス?かな?どうでしょう?

「天国でまた会おう」は文句なしに面白かったと思うのですが、
これもタイトルがちょっとセンスがよく分からないです。
フランス語全くわからないのですが、直訳ではなさそうです。

カミーユ警部のシリーズはまぁ、普通ですよね。
良くも悪くもミステリーっぽいなぁ…という。
ちょっと俗っぽいかな、という気がしないでもないですが。
天国でまた会おうとカミーユ警部シリーズ、続きと映画化が楽しみです。

翻訳者ってとっても重要ですよね~!
私は、小川高義さんの訳が好きで、小川さんが訳した本を追いかけて
読んだりしています。そういう本の選び方も普段読まないような本に
出会えてなかなか面白いです( ˊᵕˋ )
まぁ、基本的にとくにジャンルを定めず何でも読むのですが。